
◆大分県郷土料理、銘菓“やせうま”について ◆ ![]()
やせうまとは大分県の郷土料理、銘菓。小麦粉で作った平たい麺をゆでたものにきな粉と砂糖をまぶした食べ物。やせうまはおやつとして食べる。そのままもしくは冷やして食べる。 | ||
◆“やせうま”の語源◆ ![]() 平安時代、都から藤原鶴清麿という幼い貴族が豊後の国に下向し、黒野に隠れ住んでいた。鶴清麿の身の回りの世話をする女は、京都の八瀬出身だったらしく「八瀬(やせ)」と呼ばれた。八瀬は時折、小麦粉をこね、長く伸ばしてほうとう状にして茹で、きな粉にまぶして食べさせた。鶴清麿はこの食べ物が欲しい時、「八瀬(やせ)、うま!」(「うま」は美味しいもの)といい、そんな後を引く美味しさが“やせうま”の語源となったという。 | ||
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